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Archives[ 200812 ] - Mademoiselle Loulou*

Luminus...

2008年12月31日 22:25

joyce tenneson



 今、Mademoiselle Loulou最初の記事を確かめたら今年の1月31日でした。そうか、もう少しで一年になるんだ。Blogを通して色んな方と出会い、Blogから派生してLe Petit Musée de Louが始まり、Blogを始めていなかったらこの全てがなかったんだな、と思うとすごく感慨深いです。何かと暗い世の中ですが、例え小さな事でも行動し続ければ、それは必ず何かへと繋がっていくのだと私は信じているので、悲観的現実逃避衝動を抑え行動し発信し続けていこうと思います。
 2009年は、兎にも角にもフランス語をどうにかしなくては。まだ決定しているわけではないですが、数年以内にフランスに移住する方向で進んでいます。まあ数年以内に何が起こるか分からないですが。しかし私の人生、全く想像もしなかったことが起こりつつあり本人も吃驚です。そしてLe Petit Musée de Lou。本格始動に向かって頑張ります。とりあえず梱包を可愛くしたいです。。。今度の買付けでは梱包材料を買い漁って色んなサイズのコラージュ封筒を作り貯めておきたいなあ。あと納品書もフランスのやつにしたい。


Mademoiselle Loulou、そしてLe Petit Musée de Louに来て頂いた方々に大きな感謝を込めて。

皆様に光満ち溢れた年が訪れますように。




Photo by Joyce Tenneson

カルト・ド・ヴィジット

2008年12月27日 20:13

セピア色の兄弟

アンティーククロモカードと一緒にちょこちょこ集めていたのが、Carte de Visite、カルト・ド・ヴィジット。
フランスの肖像写真家アドルフ・ユジェーヌ・ディスデリによって1854年に考案された。

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裏側のデザインを見るのも愉しみの一つ。

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セピア色に、白いレースのワンピースが可愛い少女のカルト・ド・ヴィジット。その裏側には、

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黄金のライオンが隠れている。パステルピンクと百獣の王の組合せって、ちょっと珍しい。

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パラソルや花籠を手に。時にはピエロ、時にはナポレオンのような帽子をかぶり、
カメラの前でポーズをとる少年少女や、

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コットンフラワーのような、マシュマロのような、イノセントな小さな女の子。


LE VIOLON D' INGRES

2008年12月26日 18:57

Violon

Odalisque

jessie



  なにやらバタバタしており、LouもLoulouも更新が滞りつつありますが、年明けにLivreとBrocanteを更新する予定です。Antiquiteももしかしたらちょっとだけ。フランスへは2月の後半に行ってきます。向こうからちょっとしたプレゼント企画なんぞやってみたいので、良ければお付き合いくださいませ。ところで、私は美しい背中が好きだということに気付きました。背骨の線とか華奢な肩胛骨とか、陶器のような滑らかな背中。


"LE VIOLON D' INGRES" by Man ray, "Odalisque" by Ingres, "Jessie" by Sally Mann.

スミレのソーダ水

2008年12月23日 17:05

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 濃紫のタッセル、ラインストーン、シックなストライプ。鳩山郁子さんの『VIOLA MANIA/ヴィオラ・マニア』。年明けにヤフオクにて出品予定です。透明パッケージをなくしてしまったので、代わりにスミレのアンティーク香水ラベルと小さな小さな気泡がソーダのような、青い曹達小瓶をおまけでつけました。こちらもフランスのもの。その他出品予定のものを、ちょこちょこBrocanteにアップしていこうと思います。
 

鉱物とキノコ

2008年12月20日 11:04

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 鉱物とキノコの博物画。真ん中のきのこのレーススカートに目が釘付け。不思議な雰囲気だなあ、これ。ミステリアスでちょっぴりグロテスクなんだけど、どこかトボケタ感じ?天沼春樹氏の『アリストピア』に出てきそうな。

青渦と青繭

2008年12月19日 18:29

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サイノトピアでは万物が青色である。
青い月、青い爪、青いアンモナイトの青い記憶。

Photo by Tracy Chevalier



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青繭の日記

Diary in blue cocoon

小林健二写真展



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鳥市から飛び立ってきた鳥籠のドレス

2008年12月16日 12:19

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白雪姫の口紅とおしろい入れ


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モナリザのほくろ




Madmoiselle Loulouの小さな博物館における未完成部屋、Coup de grâce、を只今、頑張って再建築しております。フランス滞在中に、何やら色々と計画を進める予定。そしてPetit Muséeは5、6月に本格始動していきます。今はある意味プレオープンのような感じなのです。ちなみに、Coup de grâceとは「とどめの一撃」の意。
 


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指ぬき

縫いものをするための指ぬき、縫い目をほどくための指ぬき。
縫いものをする指ぬきのなかに、僕は夏のドレスをしまうんだ―――





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小麦のドレスが一着
砂糖のドレスが一着
大麦のドレスが一着
風の強い日曜日のための
熱気球のドレスが一着
おなかペコペコの朝についばむための
コケモモの茂みのドレスが一着

赤いドレスは
咲きそめたヒナゲシみたいにしわくちゃ
チョコレートをかぶせた折り返しのあるドレスが一着
流れ星でつむいだドレスが一着
天の川のヴェールのおまけつき


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なんでもないちっちゃなドレスが一着

鳥市から飛び立ってきた
大きな鳥籠のドレスが一着
わきには隠し戸が開けてあって

アトリに、インコ、それにオウム
コマドリに、ハチドリ
みんな勝手に入って来ちゃうんだ。




 "Magasin zinzin"は、『アリスの不思議なお店』という題名で日本語訳が出ておりますが、オリジナルのフランス語のものを断然オススメします。というのは、翻訳の際に消さざるを得なかったのであろうイラストたちが日本版には存在するからです。例えば、上のOUという文字の中の「モナリザのほくろ」。日本版では、「それともモナリザのほくろ」と文字だけになってしまっています。ううむ、翻訳の難しさとはいえ、味気ないです。。。
 空想文章に実物オブジェ写真を合わせた物語、という誰かがしていそうで実は誰もしてなかったこの方法。クラフト・エヴィング商會さんに影響を与えたのではないかと思うのですが実際のところどうなのでしょうか。
 そして私の大好きな、「わきに隠し戸がある鳥市から飛び立ってきた鳥籠のドレス」。Frederic Clementの友人でもあるSandra Evertsonさんが、「鳥籠ドレスのスタンプ」を作られています。以前紹介したこのスタンプ、これのためだけにアメリカから取り寄せるものなあ、と思い買わずじまいです。いっそのこと、Coup de grâceで作るのはどうだろうかとちょっと考え中。

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この子たちとセットにしたい。





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長靴を履いたネコの口ひげ二本。左と右。




オブジェエフェメール

2008年12月13日 22:11

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 「彼女のオブジェを並べて眺める時、最初に思い浮かぶ言葉は<エフェメール>(儚さ)。彼女は小さなものを愛する。こわれ易いものを愛する。時間の中でこわれてゆく物たちに儚い美しさを観てとる。この儚さとは、地上の時間の中でふと垣間見える天上的な瞬間、予期せぬ恩寵のように一瞬に閃き零れる美の現象を示すものだろう。」(未生響)

 山下陽子さんの『永遠のかたち』。神戸市栄町のアンティークショップ、グランデール〜GRAIN D’AILEにて開催された 「 L’IMAGE ETERNELLE - 山下陽子作品展」の図録です。アトリエ空中線による造本は相変わらず、瀟洒で美しいの一言。艶やかな黒いカバーに銀色の文字が映える。3/12の「永遠のかたち」にて紹介したように、私はこの図録に収録されているオブジェを3点所有させていただいています。儚く、脆く、危うい美しさとゆらめく夢想。はじめて山下陽子さんのオブジェを見たときの衝撃は、コーネルに匹敵するほどでした。ぜひ、オフィシャルサイトで陶然としてきてください。そして、この麗しの図録、私は2冊持っているので1冊を「オブジェ本」の方に。恐ろしく気に入った本は2冊買う癖があります、私。

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「ピエロの涙ブローチ」、「アンティーク植物図鑑セット」、「蝶のダイカットセット」。
 
ピエロの涙

庭園植物図鑑

蝶のダイカット




など14日、20:00より。

記憶の断片印象

2008年12月12日 07:56

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 8月とは思えないような、ひんやりとした天気が続いた。博物館の中は一層ひんやりとしていて、静かだった。
「アキコ、こちらへおいで、僕が少年の頃から大好きだった絵が掛かっているから……」
その風景画の空は少し重たい感じがした。
アンモナイトがこちらを見ていた。

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 突然の不慮の死に襲われた恋人、彼女が大好きだった香水入りの石鹸、最初のアトリエ、美術館の外へ!家屋占拠、屋根裏部屋を隠れ家にしていたユダヤ人男性L・C、愛娘の誕生そして成長、ロンドンでの逮捕、革命の空想美術館、世界図絵改訂版、ラジオ作りに夢中だった少年の頃、愛おしい人達。

60年代には『連続自発ドローイング』というプロジェクトを行っていたと聞いた。
どこまで、どこまでも伸びていく線、終わりのない軌跡。

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メモラフィリア:記憶への愛、忘れがたい物事への愛着。ふとしたきっかけで回想にふける心。
Memoraphilia: "A love of memory and things memorable. A disposition toward remembrance."


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郷愁と静けさ。儚くも色鮮やかな記憶の断片たち。藤部朋子写真集『メモラフィリア』。なんでもないような一つ一つの印象に潜む、深く濃い想いにに引きこまれていく。記憶の在り処を探している方へ。

日曜日、「屋根裏本」に。

みつばちのささやきと。

2008年12月08日 09:36

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 フランス、今年の夏はとても寒かった。数日滞在した友人の家は、幻想的な緑の池と幾多の植物に囲まれた素晴らしく美しい家だった。暖炉の前でまどろむ優雅な四匹の猫たち。机の上のラジオから流れだした"Porque te vas"。切ないほどの幸福感におそわれた。


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Le chateau de Blois

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Un ange

petit chose
Petites choses

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Rose en fer

回転木馬と少女と誘拐。

2008年12月05日 22:32

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Allez!
行こう

Aller où?
どこへ?

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pourquoi tu prends des douches tout le temps?
シャワーを浴びてばかりね

Ca me calme...
c'est peut-être parce que je suis un peu...feulé...
落ちつくんだきっと頭がヘンなのさ

...

...j'comprends pas...pourquoi moi?
なぜ私を選んだの?


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Alors justement, dis-moi quelque chose que t'aimes vraiment.
好きなものはないの?

J'aime bien parler avec toi...
君と話すこと

Pfuit...Tu dis j rien...C'est toujours moi qui parle.
私ばかり話してるわ

J'aime bien t'ecouter alors.
君の話を聞くこと

....



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 フランスの写真家Sarah Moonによる、映画『ミシシッピー・ワン』の写真集。少女アレクサンドラと、彼女を誘拐した男との切ない逃避行の物語。「少女コレクション」に出します。その他、


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"Anna Gaskell"
 アリスに扮した可愛い少女たちの秘めやかな「いじわる」――鼻をつまむ、髪を引っ張る、頬をぐにゅっとする、など――は、少女特有の陰湿さを持ちつつも、どこか神聖な儀式のようでもあります。ある1人の少女が見た幻想的な悪夢のような非常に奇異でフェティッシュな写真集。白いタイツが色んな頁で大活躍。


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『Ecole(エコール)』
 リボン、みつあみ、白いプリーツスカート、鳥かご、蝶の羽、閉ざされた森の少女たち。ベルナール・フォコンの"Les Grandes Vacances"の少女人形版とでも言える雰囲気を持つ、美しいこの少女人形写真集は、映画『Ecole』に登場する少女たち7人を、人形作家・陽月がビスクドールによって制作したもの。衣装はアニエスb.。



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『modern juice 「特集・宇野亜喜良の世界」』
 宇野亜喜良ファンの乙女は必携、古代ナリコプロデュースの宇野亜喜良本です。宇野亜喜良氏へのインタヴュー、新書館フォア・レディース・シリーズを含む、スバラシキ装幀本の紹介、土井章史氏によるエッセイ、「宇野亜喜良の25歳から28歳」などなど、とにかく読み応えあります。海月書林の市川慎子さんの「正しい女の子図書」なども有り。


明日アップ予定です。今回は古書のみです。蚤の市雑貨は近いうちに少しだけ、その後、ヤフオクにアンティークレースなどの手芸モノなどを出品しつつ、クリスマス前後にもう少しまとめて蚤の市雑貨アップ予定、という感じです。

猫の館と猫のアンティークカードたち

2008年12月04日 19:30

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 慌てふためくほどの可愛さったら。猫モチーフのアンティークカードがこれでもかというくらいに集められた、『猫の館』。

一番上の猫。つまみぐいをしかる母猫。窓から覗いている猫、父猫ですか?
二番目の猫。パン屋さんの猫、とその猫に惚れたと見えるハンサム猫。
三番目の猫。月夜の使者の猫。服がやたら素敵です。
四番目の猫。お菓子を取ろうとしたら落ちちゃったのね。
五番目の猫。鏡猫。白いドレスから、ぴょこんとのぞく尻尾が可愛い!
六番目の猫。彼/彼女は何に入っているのでしょうか。クリスマスプレゼント?
七番目の猫。私、これと同じアンティークカード持っています、あらびっくり。
八番目の猫。美しい貴婦人に抱かれた美しい猫。
 
 その他、月夜に歌う猫、病気見舞いの猫、洗濯中の猫、猫、猫、猫。可愛かったり、ユーモラスだったり。ボードレール、荻原朔太郎、アポリネール等による猫が登場する詩に、寺山修司のエッセイ「猫探偵としっぽのない少女が書いたライナーノート」なども読めます。

正体不明の依頼者から頼まれて、
わたしたちは一匹の猫をさがすことになった。
その猫の名は<けむり>であり、
ほかに何一つとして手がかりはなかった。



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「雑貨本&ガーリースタイル」に出します。

勝本みつるの脚付き抽斗小箱

2008年12月03日 22:43

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 キュートでシュールな勝本みつるワールド。勝本みつる作品集 『緑色の研究 study in green』が出版されていますね。月兎社さんで全頁フラッシュ見てきました。2002年から展開されている『緑色の研究』シリーズの作品が収録されています。「深い緑色に染められたウサギの毛・キツネの毛・毛糸を、古い壜や函やファブリックなど、さまざまな素材と組み合わせ、配置し、創り上げられるその世界は、緑色のもつ不思議な力――招きよせ、憩わせながら、はかりしれず、ときに獰猛――を掌中にしてさらに独自の世界を作り上げています。」、ということです。特装版、買いたい。<まりも>か<ラビットファー>か<みつあみ>。ううむ、やっぱり<ラビットファー>かな。緑の兎さん。
 そして、上のずらずらと並んだ画像たちは、その勝本みつるさんのポストカードたちです。ミステリアスな手鏡や包帯で巻かれたアイロンなど、独特な世界観に惹きこまれてしまう。そして、少女椅子、キュート過ぎです。真ん中の靴下脚がお気に入り。"CHEIPPENDALE RIBBON-BACK SETTE"、チッペンデールとのコラボレーションですよ〜。もともとはコレ。「壊れたアダムの椅子から誕生したものたち」ではアダムとイヴをモチーフに制作された、木のオブジェを楽しめます。「アダムの足」と名付けられたのは、長い脚付き抽斗小箱。こんな家具欲しいなあ。抽斗には何を入れよう。それぞれのオブジェに寄せられた文も印象的。

「イヴの寝台」

イヴは譜をよんでいる。
調子っ外れのソルフェージュ。「存在の棲処」
ト音記号とヘ音記号は
五線譜上でバレエのポヲズをとる。
四分音符と三十二分音符は、
手に手をとって月を見に行く。
―かくして、日毎の夜明けを迎える
眠れないイヴの眠らない寝台。

 近々、「オブジェ本」にこれらの「勝本みつるポストカードセット」をアップ予定です。その他の本も色々と。「理系少年」「箱本」「屋根裏本」には以下の本たちをセレクトしてみました。


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flowers inside the earth パーテル・ノステル「少年の科学」―鈴木秀ヲ写真集 boxboy.jpg

 


『htwi 特集:四谷シモン』
病院ギャラリーの球体関節人形たち。夜間出入口の扉の奥にひっそりと佇む、薬品の香りに包まれた球体関節人形たち。廃院となった病院にて展示された15体のシモンドール、エコール・ド・シモンなどについて、四谷シモンへのインタビューなど。

『エクランの雲』/沢渡恒
タルホ+キタゾノカツエ的コント?戦前のモダニズム詩同人誌「詩とコント」、「カルト・ブランシュ」を創刊した沢渡恒による、瀟洒なエスプリが詰まった詩+コント+エッセイ集。エッセイでは稲垣足穂論を展開。曰く、タルホは「独創の軌道をもつ一個のコメット」であったという。タルホ好きさん、北園克衛好きさんは、きっとお気に召すのではないかと。

『地球に咲くものたち』/小林健二
あまりにも美しすぎる鉱物写真集。石と賢治のミュージアムで開催された小林健二による鉱物展のカタログ。息を呑むほど美しいです。そのタイトルに違わず、花のごとく鮮やかな色彩が見事。淡いピンクの松茸水晶、欲しい!

『パーテルノステル少年の科学』/鈴木秀ヲ
少年の科学的オブジェ写真集。「文部省検定教科書『理科』を都合よくロマンチックに誤読したひとりの少年の観察記録」というコンセプトで創られたオブジェたち。地球儀、星図盤、ラベルの貼られたプレパラート、鉱物標本、薬瓶、アインシュタイン。時にノスタルジックで、時に悪戯めいた、そのオブジェの数々。

他、コーネルのポストカード集に、以前「マボロシショウネン/マボロシショウジョ」で紹介した七戸優氏の『箱少年』など。


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